ハンコ卸売センター大津店
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印 材 に つ い て

 象 牙 耐久性、捺印性、印影の美しさに大変優れ、印材として最適な材質

【ぞうげ】象の牙が原材料。本象牙ともいう。主な産出国は、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、コンゴなどのアフリカ諸国。

●きめが細かく、精密な彫刻が可能。
組織が非常に緻密なため、印面彫刻時にスムーズに印刀を走らせることができるため、精密な彫刻が可能です。
●ひび割れや虫食いが起こりにくく、耐久性に優れています。
水牛が毛髪の固まったものであるのに対して、象牙は歯であるゆえに、ひび割れや虫食いに対して非常に強い。何十年という長期間の保管が必要な実印、銀行印は耐久性が求められますので、象牙は最適な印材です。耐摩耗性にも優れており、ツゲなどに比べて、捺印回数が多くても擦り減りが少ない材料です。
●朱肉のつきが非常に良く、印影がくっきりと鮮明に表れます。
きれいな印影を残すためには、朱肉の付きやすいことに加えて、朱肉が離れやすい必要があります。象牙は、このバランスが非常に良い印材です。

当店は、特定国際種事業者として環境省・経済産業省への届出事業者です。
事業者番号【T-5-25-00104
 牛 角 飴色が美しく女性に人気の印材。耐久性など、印材に適した材質

【うしのつの】「色」「白」の二種類に分かれます。産出国は、オーストラリア、ウガンダ、ケニア、ナイジェリアなど。

●陸牛の角で象牙よりも柔らかい。
オーストラリアやアフリカで飼育されている食肉牛(陸牛)の角を印材に加工したものです。角は体毛が変質し固くなった爪のようなもので、牙や歯よりも硬度は低い印材です。
 黒水牛 漆黒の艶が美しく、耐久性など、印材に適した材質

【くろすいぎゅう】水牛の角。主な原産地は、タイ、インド、ベトナム、ミャンマーなど。

●陸牛の角で象牙よりもやわらかい。
主に東南アジアの農耕用の水牛の角を印材に加工したものです。角は体毛が変質し固くなった爪のようなもので、牙や歯よりも硬度は低い印材です。
●リーズナブルな人気の印材。
動物系印材の中では最も安い材料ですが、木質系印材よりも耐久性、耐摩耗性に優れているため、ビジネス印や個人の実印として人気があります。
 本柘 安さと硬さで木材の中で最も印章に適した素材

【つげ】ツゲ科ツゲ属の木材。固く、繊維が細かいのが特徴。原産国は、日本。

●櫛や将棋の駒にも使われてきた伝統的な木材。
ツゲの木は、「木偏」に「石」という字が表すように非常に硬い材木。しかも、繊維が細かく詰まっているため、細かい彫刻作業に適しており、古来、櫛や将棋の駒などの加工品に用いられてきました。
●産地により、薩摩柘、島柘など。
国内のツゲの産地は鹿児島県が有名で、「薩摩柘」「本柘」とも呼ばれています。この鹿児島産のツゲは、繰り返し農家が植林をしているため、森林を破壊しないエコロジーな素材としても注目を集めています。
国内では他にも、御蔵島などで採れる柘を「御蔵柘」「島柘」と呼んでいます。
以前は、中国から輸入された「中国本柘」もありましたが、現在は「柘」といえば、薩摩地方の本柘のことを言います。
 御蔵柘 当店オリジナル商品

【みくらつげ】ツゲ科ツゲ属の木材。固く、繊維が細かいのが特徴。原産地は、伊豆七島、御蔵島。

●櫛や将棋の駒にも使われてきた伝統的な木材。
ツゲの木は、「木偏」に「石」という字が表すように非常に硬い材木。しかも、繊維が細かく詰まっているため、細かい彫刻作業に適しており、古来、櫛や将棋の駒などの加工品に用いられてきました。
御蔵島などで採れる柘を「御蔵柘」「島柘」と呼んでいます。
割れ、欠けには象牙以上に強い硬さがあるといわれるくらいです。木のダイヤモンドと総称され使い心地はパーフェクトです。
 アカネ 元はシャムツゲ

【あかね】アカネ科などの輸入木材を使った印材の総称。主な原出国は、ラオス、ミャンマー。

●硬度は高いがツゲよりも密度は劣ります。
もともとは、主にタイ(旧国名:シャム)から輸入されていたことから「シャムツゲ」と呼ばれていました。柘に似た木材で、硬度が高く、印材としての利用ができますが、ツゲほど繊維の密度は高くありません。
現在は、平成14年の印材名称統一で「アカネ」に改称されたため、ツゲという呼称は使用できません。
 彩 樺 木目が美しく、変形や割れにくい材料

【さいか】バーチ材の端材を樹脂加工した合成印材。生産は、日本国内。

●木材を有効利用したエコ印材。
寒冷地に豊富にあるバーチ材(カバノキ科の樹木)を樹脂で特殊加工した木質系印材。端材を利用して作られているため、木材資源を有効活用する「エコ印材」としもて注目されています。
木目が鮮明で美しい印材です。
●変形や割れが少なく、大きな印材も可能。
樹脂で特殊加工してあるため、天然の木質印材のような変形や割れがほとんどありません。また、柘などの天然木材は樹木の生育に数十年を要するため、近年は生育が若いうちに製材してしますために、天然材では大きな印材を切り出せないのが現状ですが、合成材である彩樺は大きな印材が可能です。卒業証書に捺す2寸角などの大きな印材でも製造可能です。
 
 楓(かえで) 天然木材を樹脂で強化。木目が美しく、変形や割れにくい材料

【かえで】ハードメイプルに樹脂加工を施した印材

●カナダ産ハードメイプルに重量感と強度をプラス。
素材はカナダ産のハードメイプルを使用。天然材にアクリル樹脂を含ませ、重量感と強度を増しています。比重が重いため印材に適しています。
飴色の落ち着いたあたたかみのある色合いと、自然そのままを活かしたシルクのような木目が特徴の高級感あふれる印材で、柘よりも固く、アクリル樹脂を含ませているため丈夫で長持ちします。
 チタン 印章に適した素材で、強度があり、男性に人気の金属印

【ちたん】強度が強く、錆びない理想の金属。国産あるいは輸入した金属を国内で印章用に加工した印材

●強い、錆びない、熱にも強く、人にも優しい夢の金属。
チタンは錆びにくく、耐食性に優れた金属です。名前の由来はキリシャ神話の「TITAN(タイタン:巨人)」。その強度はアルミニウムの3倍で、鉄やステンレスを上回ります。熱にも強く、溶解温度は1668℃と鉄よりも高いため、万一火災が起きても焼失しにくい素材です。
また、金属アレルギーを起こさないため、人工骨やペースメーカーなどの医療器具に使われることも多く、人に優しい金属といえます。
●印肉の付きがよく、印材としても優秀。
印材としても優秀で、欠けにくく、変形や歪みも無いため半永久的に使えます。また、チタンは、粒子が超微細なため、朱肉が均一に付着し、捺印性も優れています。印肉の付き、離れが良く、象牙に代わるステータスのある印材として、男性を中心に人気のある印材です。
●印章に使われるのは純チタン。
チタンは「純チタン」と「チタン合金」の2種類に大別されます。印材には、その彫りやすさから「純チタン」が使われることが多いです。
最近のカラフルなカラーチタン印は、その色は塗装ではなく、電流を流して表面の色を変えているものです。チタン表面にある透明な膜の厚みを変えることで、光の屈折率を変えて色彩を表現する技術を取り入れています。金属箔などを貼ってコーティングするカラー化技法もあります。
 貴石印/宝石印 宝石本来の美しさと誕生石などのお守り的な意味合いで人気

【きせき印/ほうせきいん】貴石、宝石を印材に加工したもの。

●山梨の水晶印が発祥。
代表的なものは、水腫、翡翠、メノー、らぴすらずりなど。
古来、山梨県は水晶の産出地で、そこから水晶を印材にする文化が始まったといわれています。現在は、山梨県で水晶はほとんど採れず、海外から輸入した石や人工ルビー、人工ダイヤ、人口水晶などの人造貴石が原料となっています。
天然石で水を意味する水晶は、浄化し清め幸せを呼ぶといわれています。黄水晶や青水晶もご用意しています。
「自然愛の守り神」といわれる赤メノーから色メノーまであります。メノーは、硬度が高いので印鑑に適しています。

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